手 芸  レース編み  原 京子 





 今回はレース編みをご覧いただきます。 レース編みの歴史は古く、エジプトで発掘された品々から、
クレオパトラも身に着けていたと言われています。世界各国色々な手法があります。
 

1.Crochet  
クロシェット(かぎ針編み)はフランスで始まった最もよく知られたレース編みです。
  中心から編んでいくもの、モチーフつなぎというピースを並べてつなぐもの、テープ状に編んだものを
形作っていくものなど変化に富んだ作品が出来ます。
 

2.Crochet Blouse
モチーフつなぎのブラウス


 

3.Knitting  
棒針を使って編むもので、編地に伸縮性があり主として着るものに使われますが、レースに応用したのはドイツ
から始まったようで kunst stricken (クンスト・ストリッケン)とドイツ語で呼ばれます。
 

4.クンストの手法を応用したブラウス


 

5. Tatting 
シャトル、シャッターと呼ばれる小さい器具を使う緻密な手法です。
17〜18世紀ごろの英国貴族の間で流行したという記録があります。





 

6. タッティング 
レースみに使うシャトル、6センチほどの大きさです。




 
7. Macrame 
長いヒモを結んでいく手法で器具は使いません。非常に堅固なので、ベルトとかバッグなどから発展し、
ランプシェードなど室内装飾にも使われてきました。


 
 

8.  マクラメの結び方

この他、ボビンレース、ヘアピンレース、フィレレース、などの種類があります。

 


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